#MusicBusiness #MrTaxi #RYUSEI

YouTubeが発表した「過去10年で最も試聴されたミュージックビデオTop20」に、私がプロデュースした楽曲が2曲("R.Y.U.S.E.I."と"MR.TAXI")もランクインしていて、非常に驚いたと同時に、言葉には言い表せないような、何か大きな感動が胸に押し寄せてしまいました。

音楽というものは、YouTubeで再生回数がどれだけ伸びるか、オリコンでどれだけ上位に食い込めるか、どれだけたくさんのCDが売れるか…など、様々な数字の指標で語られます。「商業音楽」と表記するととてもゲスくてえげつないもののように思えるでしょうが、音楽を創り出す側と、それをお金を払って聞いて下さったりオンラインで好意的に聞いて下さる方という構図でビジネスが成立するというのは、私は個人的にとてもステキだと思います。


なぜなら、私も自分が尊敬できる「アート」や「エンターテインメント」を作ってくれた人や、それを表現する人、それで高揚する時間を提供してくれた人にはお金を払いたいタイプだから。そんな趣味嗜好に、他人がどうこう言うべきではないというのが私の考えです。


私は今の仕事を始める前は、自宅で作った楽曲をあるインディーズサイトにひたすらアップしていました。今よりもすごくクオリティが低くて、歌もへたくそで、歌詞も破綻してるし、和声の事もよくわかっていなくて、よくメロディとコードがクラッシュしていました。(笑)


何曲アップしても、誰にも聞いてもらえないし、誰からも評価してもらえない。評価のまな板に上がることさえ、不可能だったんです。だから私はいつも、誰かに自分を見つけてほしいと思っていました。根拠の無い確固たる自信に突き動かされて、必死に世界に対して自分を知ってほしいと訴えていたんです。この頃に私の事をクソみたいに扱ってきた人もいるけど、今でもそいつらの事は大嫌いです。(笑)


でも直後にわかったことは、人に見つけてもらうって、初めのうちは実はとても怖いんだということでした。なぜなら、私がSTYとして人に見つけてもらった瞬間に、良いだの普通だの悪い好きだの嫌いだの、全然知らない人に、知らないところで、たくさんの評価をされるようになったからです。自分で一人で音楽を好き勝手やっていた頃には無かった感覚でした。まるで自分が一生懸命手塩にかけて手作りした砂の城が、波にさらわれて跡形もなく崩れてしまったような気分でした。


MR.TAXIが大ヒットした事や、去年末にレコード大賞を頂いたことで、面白いことに全然知らない人に全然知らないところで呼び捨てにされる人生が始まるんですよ。想像できますか?私もよくTwitterなどで(大好きで結婚したい)北川景子さんを呼び捨てにしてるので、気をつけようと思いましたよ。ったく。


じゃあちょっと立ち止まってみて、私は大人になって変わったかというと、何も変わっていなかったんです。そりゃあ私も人間ですから、「うわあ、そんな事いってもらって嬉しい」とか、逆に「何いってんのコイツ」って顔真っ赤にする事もありますけど、それによって私が表現する音楽やアート、ライフスタイルが変わるかといったら、全然変わらないんですよね。


そういう変わらなさというのが自分の根底に流れていて、鍋底のコゲの様にこびりついているんですよ。きたねえな。そんな昭和の偏屈なオジサンが、三代目や少女時代の皆さんの力を借りて、こういう評価の土俵にあげてもらっているという事は、本当に感謝以外の何物でもありません。だって私、音楽してなかったら、そのへんでマジで野垂れ死んでるタイプのだらしない人間ですから。


だから、このニュースを見て、自分を信じて来て良かった、自分を信じてくれる人を信じて良かった、って思いました。で、信じてくれない人は私も信じないし、勝手にしろって感じ。って、いい感じに良い話になってたのに、最後に毒吐くのかよ!w

4コメント

  • 1000 / 1000

  • 香菜

    2015.05.21 17:21

    ふと涙が出てきました。 様々な方がいていろんな考えや意見があり…それが今は伝わりやすいですよね。 ただ、STYさんの曲が本当にステキで大好きですし、おもしろい面や優しい面が知れたことは嬉しいことです! 冒頭で書かれてましたが、私も大きな感動をたくさん頂いています! STYさんありがとうございます!
  • いつもステキな音楽をありがとうございます! STYさんに出逢えたことに感謝しています!
  • ゆっぺ

    2015.05.21 13:35

    なんかとても心にじーんときました。明日からまたがんばろうって思えました。ありがとうございます